4月9日にニューヨーク?マンハッタンにオープンする46階建てのコンドミニアム型ホテル「トランプ?ソーホー」は空き室だらけだ。販売は滑り出しこそ順調だったが、391室のうち現時点で契約手続きの最中にあるものは3分の1ほど。しかも、手続きが実際に完了するのが何室になるのか不明だ。ホテルがオープンするまで、プロセスが始まらないためだ。
このホテルは、2006年に米不動産王ドナルド?トランプ氏が自身のテレビ番組で計画を発表したことから注目を集めた。しかし、消息筋によると、貸し手の1つであるバンク?オブ?アメリカは最近、このプロジェクトに関連した額面7500万ドル(約69億ドル)のメザニンローンを、わずかな金額で処分したという。デベロッパーは現在、約3億5000万ドルの債権を持つ融資団と債務の再編について協議中だ。
コンドミニアム型ホテルの販売は全米で停滞している。というのも、個人が融資を受けることが難しいためだ。投資家の大半は現金での支払いを強いられることになるが、ホテル市場が全般に低迷しているため避けたがる傾向が強い。
トランプ氏はトランプ?ソーホーに投資していない。同氏の契約は、デベロッパーとのホテル経営やライセンスに関するものが中心だ。
デベロッパーがコンドミニアム型ホテルを選んだのは、建物が定住用住宅の提供を禁じられた製造業区域にあるためだ。そのため、オーナーが年間120日以上、36日間のうち連続30日以上滞在できない仕組みのコンドミニアム型ホテルという形を取った。
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引用元:SEO対策 | 盛岡市
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